【NEWタックル紹介】Crystar55BF-master【Clear Blue】

こんにちは、なかむーです。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

今回は遂に手に入れることが出来たロッドをご紹介したいと思います。

それがこちらの Crystar55BF-master になります‼(以下BFマスター)

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このロッドは所謂ライトゲーム用ベイトフィネスなんていう大きなカテゴリで作られたものではありません。アンダー1gといった極軽量なジグ単をも使用したアジングを快適に展開することが出来る代物になります。

現時点における市販品ベイトアジング最高峰のロッドといっても過言ではないでしょう。

そんなこのロッドの特徴・スペックを1点1点見ていきたいと思います。(因みに僕はクリアブルーさんの青森展示即売会後の試投会にて同ロッドで20㎝程のアジと15㎝程のムラソイを釣っておりますので、その時の感覚も思い出しながらでいきます)

 

 

業界初⁉アジングの為のベイトロッド

まずはこのロッドがアジング向けに開発されたベイトロッドであるということが特筆すべき点ですね。

以前からライトソルト向けのベイトフィネスロッドは各メーカーからいくつか販売されていましたし、かく言う私もヤマガブランクスのブルーカレント63、78を使用していました。しかしそういうロッドは''一応ジグ単1gを投げれるよ’’程度だと僕は認識しています。勘違いして欲しくないのはこれらのロッドが悪いという訳ではないということ。真価を発揮できるステージが別のところにあるよって話です。

BFマスターにおいては、最もオーソドックスなジグ単アジングにおいて重要視されるティップの繊細さが段違いなので、0.6gのジグヘッドの存在感を感じながら潮の重さ、抜けアタリを感じ取ってフッキングに持ち込むことが出来るということです。ちゃんとアジングロッドになっていると思います。

 

ロッドスペック

Length Weight Close Tip type Top Dia Lure Line Price
5ft5inch 70g 85.5cm solid 0.6mm 0.5g~3.0g 0.8lb~2.0lb ¥70,400(税込)

このスペックを見たときに、長さの割に重量が重いと思われる方いらっしゃるかもしれませんが、そんな簡単な話ではないのが面白いところなのです。軽さは正義なんていいますが、どの部分が軽くて重いのか、重心がどこにあるのかということが重要なのです。先重りがどうたらっていう話ですね。持った時に支点となるグリップ部分に重心が近づく程、そこを基準とした回転方向への力の入力が少なくて済みますから、ロッドを操作するキャスト、アクション、フッキングといった動作がコンパクトかつ繊細に行えるというアドバンテージがあるはずです。

その点、BFマスターはめちゃくちゃ重量バランスが優れていると思います。カタログ上は57gの20月下美人510UL-Sを所持しているので持ってみますがBFマスターより重く感じてしまう程です。

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BFマスターの重心

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20月下美人510UL-Sの重心

リールをつけない状態でこれですから、笑ってしまいますよ( ´艸`)

アジング用たらしめる特徴

基本的にはベイトロッドはガイドがロッドの上側についています。リールがロッドの上にあるんですから当たり前ですよね。しかし、BFマスターはひと味違うんですよ。

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バッドセクションで回し切るショートスパイラルガイド

一番手前の逆付けされているのは補助目的であるためほとんど竿の曲がりには関与していません。つまり、実質手前から2番目のガイドから4番目のガイドまでで90°ずつ回転させて、バッドセクションで回し切るショートスパイラルガイドを採用しているということです。これによってラインがブランクに触れづらくなる為に、1gを切るようなリグをスルスルとフォールさせることが可能になり、また潮感度も良くなるとのことです。これは僕も実釣で感じたところですよ。

 

スパイラルに興味ある方はこちらの方の記事も一読いただくと理解が深まると思います。勝手に参考にさせていただいていますが、僕も自作するときはこのようなガイドセッティングにしてみたいと構想しています。(奥が深い)

gautraman.com

 

その他気になる特徴

ティップからバッドまでのテーパーが相当ゆるく、バッドが異常に細いです。まるでトラウトロッドやスロージギングロッドの様な感じです。

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BFマスターと20月下美人のバッド部

ですが、ソリッドティップが超絶繊細なので、ルアー操作する程度の低負荷では先調子な感じで扱えます。魚をかけた後はベリー~バッドが仕事をしだし、竿全体で負荷を受け止めるような曲がりをしてくれます。実釣時にも感じたドラグを無駄に出さない負荷に対してシームレスな曲がりは僕の大好物です🥰

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BFマスター低負荷

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BFマスター高負荷

しかも曲げこむとかなりパワフルなようで、この細いブランクのどこにそんなパワーがあるんだと思っちゃいますが、恐らくダイワのハートランドシリーズに採用されているような細巻厚巻によって生み出されているものなんじゃないかなと。素材も最新の高弾性M40Xがバッドセクションに使われていますしね♪

 

TwitterのフォロワーさんにBFマスターで大物を釣っている方がいらっしゃるので、実釣が楽しみです。

 

まとめ

ベイトフィネスリールの進化に伴ってアジングメーカーがベイトロッドを出してくれる世の中になって僕はとても嬉しいです。値段は高いですが唯一無二である性能、完成度、そしてクリアブルーというメーカーへの投資ということも含めると十二分な価値があると思います。

今年のアジングシーズンではこのBFマスターでアジを釣る動画撮影だったり、ある程度の実釣後のセカンドインプレもやろうかなと考えています。

今年のライトゲームは熱くなりそうだぞ~🎉

 

今回はここまで。それではまた次回をお楽しみに。